世界で見てもらえる実写ドラマを作れるか?

NETFLIXオリジナル作品 「宇宙を駆けるよだか」制作プロデュース

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NETFLIXは黒船か?

 

幕末に黒船を見て、日本が世界に侵略される!と考えた人が多い中、これに乗れば世界に行ける!と考えた人もいました。

NETFLIXが日本に上陸して、日本のコンシューマーのお金と時間が奪われてしまう!と考えるよりも、NETFLIXを通じて、日本発世界で見られるドラマを作るチャンスが増えた!と考えられないかなと。

そこで、提案に提案を重ねて、ようやく実現したのがこの作品です。

とはいえ、2018年に700本もの新作投入を計画しているNETFLIX内で、日本の実写ドラマを見てもらうのは、簡単なことではないと思います。

最初から世界の視聴者を意識して、世界で受けるドラマ作りに挑戦しました。

 

世界で見てもらうための3つのポイント

 

  • 原作

「このマンガがすごい! 2016」オンナ編で5位を獲得した、新鋭漫画家、川端志季さんによる話題作かつ問題作のドラマ化です。

容姿が可愛い子と残念な子が入れ替わってしまうことで、“人は見た目なのか、中身なのか?”という、万国共通の根源的なテーマに真正面から取り組んだ作品です。

ストーリーは、いきなり衝撃的なシーンで始まり、その後も、話の展開が速くて先の読めないジェットコースター・ドラマになっています。

選択肢の多いNETFLIXユーザーをつなぎ止めるためには、ちょっとでも退屈させたら終わりだと思いながら、作りました。

 

  • 演出

人気NETFLIXドラマのテイストを研究し、テレビドラマというよりも、映画に近い、緊張感のあるリアルな画作りを目指すことにしました。

さらに、NETFLIXは全話同時配信であるため、次が気になって、“イッキ見”してしまうようなスピード感あふれる演出を心がけて下さいました。

 

  • 俳優

世界を目指すと言っても、日本の実写ドラマが、すぐに欧米で受け入れられるほど、世界は甘くないと思っています。まずはアジアの視聴者に見てもらい、そこから徐々に拡大できればと考えています。

そこで、アジア各国でも人気が高いジャニーズWESTの重岡大毅さんと神山智洋さんにW主演をしていただきました。

二人の役は、恋のライバルという設定で、少女マンガ原作らしく、女性ファンをキュンとさせるシーンがいくつもあります。たまらなくキュンとなった女性ファンからのBuzz拡散を期待しています。

そして、女優の清原果耶さん、富田望生さんも、よくぞここまでという熱演、怪演をしてくれています。

日本の若手俳優の演技に、世界が反応してくれれば、言うことなしです。

 

今後に向けて

 

今回の作品は、「名前呼びと苗字呼びの使い分け」や「学園祭で行われるお化け屋敷」など、日本の高校事情や習慣が分かっていないと理解し難いシーンがあります。それが受け入れられるのか、拒絶されるのか、反応が楽しみです。

こうした経験を踏まえて、制作段階から、世界の視聴数、視聴率を意識すると、作品の作り方も変わってくると思います。

今後も、日本発ワールドワイドでヒットする作品を狙っていければと思います。

「宇宙を駆けるよだか」公式サイト

https://yodaka-switched.com/